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第四十八話 誰だ!

Author: 麻木香豆
last update publish date: 2026-04-09 07:45:36

 この音に気づいたのはまずスケキヨだった。

『ん、なんだ……』

 他の二人は全く気づかない。

『まだ聞こえる。おれには聞こえるぞ』

 スケキヨは耳をピンと立て、小さな唸り声をあげる。スケキヨとして転生したおかげで耳が人間の時よりも良いことに気づいた。

 三葉、隣の布団でぐっすりと寝ている倫典もまた、日頃の疲れから深い眠りに落ちていた。

 スケキヨは寒い中暖かい布団から出て忍び足で立ち上がり、今いる和室の襖を開けて音のする台所に向かった。

 そこで耳を澄ませると冷蔵庫を開ける音。そして食べ物を下品に音を立てて食べている音。

 スケキヨが低い声で威嚇するように唸り始めたその瞬間、三葉が目を覚まして襖が開いていることに気づいて部屋から出てきたのだ。

「スケキヨ、どうしたの?」

『三葉、なんで起きてきた! 倫典は?!』

 もちろんその言葉は届かない。スケキヨが真夜中のひんやりとした中で立ち尽くしていることに違和感を感じていたところに台所からまた音が。

「……何?」

 台所の奥に進んでいく。スケキヨは

『やめろ!』

 と止めにはいるが遅かった。

 そこで三葉が見たのは、暗闇の中で動く人影だっ
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